BIG BANG BOXING VOL.13
日 時 : 2001年2月13日(火) 18:00〜
場 所 : 後楽園ホール
ライト級
金子 丈晴 4R 斉藤 洋介(宮田) 引分け(39-38 38-38 39-39)
(3勝(3KO)2敗) (1勝1敗)
金子 丈晴は、勝ちは全てKOというハードパンチャーである。
試合は斉藤選手が攻めるが、金子が足を使ってアウトに徹した。1Rから最終ラウンドまで同様の試合運びに、金子の強打も不発。結果はドローだった。
スーパーフライ級
赤嶺 元気 4R 寺畑 章太(角海老宝石) 判定負け(39-39 37-39 38-39)
(1敗) (デビュー)
1R 赤嶺 元気は相手の出方を見る為、左を使って動く。悪いくせで下がりながらのボクシングに。内容は五分。
2R 寺畑選手は前に出て攻めるが赤嶺は下がりながら対応する為、見場が悪い。下がって距離を取り下がって対応・処理しようとする、最悪の試合運びとなってしまう。
3R も同様の試合展開に。
4R 赤嶺は接近戦に出た寺畑選手をぐらつかせダウン寸前まで追い込むが、スタミナが後半切れておしいラウンドを逃した。
2対1のスプリットで敗者。次からはボクシングスタイルを変えて試合に臨む!
56.2kg契約
清水 喬之 4R 竹下 隆之(宮田) 判定勝ち(39-38 39-38 39-37)
(2勝(1KO)1分) (3勝(2KO)1敗)
1R 清水 喬之は竹下選手の様子を見ながら、足を使ったボクシングを展開。相手のプレッシャーが強く距離を詰められてしまう竹下選手のペースで1Rを終了。
2R 清水は接近戦に切替え、一進一退でゴング。
3,4R 徐々に清水のペースとなる。特に接近しての右アッパー。ダメージの大きなパンチでないが、有効にヒットされたアッパーからの左フックがヒット。接戦をものにした。
これで4戦3勝1分、負けなしである。今後、アメリカ カリフォルニア洲 サンディエゴに留学。向こうでもボクシングを続けるとのことである。一皮剥けて帰国するか?1年先が楽しみ。

清水選手(試合後の控え室で) 3/18に留学の為、サンディエゴに出発!
フェザー級
及川 将史 4R 高橋 衛(角海老宝石) 判定勝ち(39-36 39-35 40-35)
(デビュー) (デビュー)
及川 将史は、この試合がデビュー戦である。対戦相手の高橋選手もデビュー戦であるが、及川に比べ背が低く筋肉質でガッチリ型。おまけに肩口にはタトゥーが…。
1R 高橋選手は、ゴングと同時にラッシュして来た。デビュー戦によくある先制攻撃で、相手の力を殺してしまう作戦である。守りのしっかりしている及川 将史は、この攻めを凌ぎたい。
2R 1Rのラッシュ攻撃で疲れの見えてきた高橋選手に対し、及川は右のカウンターを上手に合わせてダウンを奪う。
3R 及川が主導権を握ってはいるものの、高橋選手の振り回すパンチを気にして深追いはせず、このラウンドを制した。
4R 及川は時折ラッシュしてくる高橋選手に堅いガードで対応。ストレートを主体にした攻撃が決まって、この回もゴング終了間際にダウンを奪い、大差の判定でデビュー戦をものにした。

大差の判定でデビュー戦をものにした、及川選手(試合後の控え室で)
スーパーフライ級
松本 昇之 4R 伊藤 剛(新松戸高橋) 4RKO勝ち(30-27 30-26 30-26)
(デビュー) (2敗)
松本 昇之は、千葉県松戸市出身。対戦相手の伊藤選手は、新松戸高橋ジム所属。2敗してはいるもののプロのリングに2度上がっていることは侮れない。Big Bang Boxing Vol.13 横浜さくらジムの選手としてリングに上がった中で、この試合が最高試合であった。
1R 松本は序盤からチャンスがあるごとにラッシュをかける。リング下で声援を送っているセコンドにとっては、当然スタミナ切れを連想させる内容である。
2R 松本のタイミングの良いワンツーがヒットしてダウンを奪う。松戸から来た80名にも及ぶ応援団も大喜びである。
3R 松本も攻めるが伊藤選手も頑張って、最終ラウンド。
お互い最後の力を振り絞っての戦いの中、松本のタイミングの良い右のパンチがヒットしてまたもダウンを奪う。松本の猛ラッシュにレフェリーが割って入り4R 2分37秒 KO勝利!

デビュー戦で最高の試合を見せた、松本選手(試合後の控え室で)
応援ありがとうございました! |